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2026.02.12 

寺田龍一

あ、俺オワタと思ったこと2選
皆さんこんにちは。
デジタル広告運用部 最高責任者の寺田龍一です。
前もどこかで書いたかもしれないのですが、売れるネット広告社は新卒文化の強い会社ですが、私はその中でも数少ない転職組です。
売れるネット広告社を合わせると3社、かつ事業主も経験しているので、(身になっているかはさておき)経験してきたことの幅は広いほうだと思っています。

今回はあえて成功エピソードではなく、失敗エピソードをお話させていただこうと思います。
全部話すと5千万個くらいになるので、そのなかでも「あ、やべー俺氏んだわ」と思ったエピソードを2つお話させていただきます。
①副社長と部門長、土下座事件
これは新卒2年目だったか3年目くらいの時の話です。
当時、某ECサイトのマーケティングの部署でweb広告の運用を行っていたときのことです。
新規顧客、既存顧客を問わずweb広告で集客を行っていました。

この某ECサイトですが、サイト内に取引先(クライアント)の商材・店舗情報を載せて、そこに集客する形をとっていました。
複数の商材・店舗が掲載されているのですが、その中で某店舗(超大手企業)で期間限定キャンペーンを実施することになりました。

私はキャンペーン用バナーを作成して入稿したり、リスティング文面を新しく入れたり、データフィードの中のテキストや画像を変更したり、
複数の運用型広告媒体の準備をせっせと行いました。
そしてキャンペーン開始。
広告も掲載開始。

ここまではよい

ここまでは・・・

問題が起きたのはキャンペーンが終了した後です。
期間限定のキャンペーンなので、もちろんですが入稿した広告バナーだったりテキストは停止する必要がありますし、取り込むデータフィードも通常のものに戻す必要があります。

ここまで書いたら察した方も多いと思いますが、そうです。
停止すべきキャンペーン情報が停止できていなかったんですね・・・
ここは話すと広告とシステムの細かい話になるので割愛しますが、データフィードが元に戻っていなかった。

そこから2週間だったかそれ以上だったか・・・
本来もう終了しているキャンペーンの広告が出続けていました。
\(^o^)/オワタ

自分では気づかずに営業担当に言われて気づきました。

これがどれくらいヤバイかって?

このキャンペーンは割引のキャンペーンだったんですが、
もちろんキャンペーン終了後はシステム上値段は元に戻ります。
でもお客様は「キャンペーン!」のクリエイティブを見てサイトに入ってきて、割引されているものと思って購入されています。
なので、本来の金額と異なる形での訴求をしてしまったということになるわけです。
相当やばいですね・・・

人生で初めて始末書と経緯報告書を書きました。
その時、他の重い業務がかさなっていたので、それの収拾を含めて2徹くらいした記憶があります。

これはヤバイとなって先方へ謝罪へお伺いすることになりました。

はい、ここでタイトル回収ですね。
副社長と当時のマーケの本部長の2人が、先方へ謝罪しに行くことになりました。
本部長が普段スーツを着ない人で、スーツ姿を私は見たことがなかったんですが、2徹してよく分からないテンションになっていた私は「スーツ似合ってないですね」的なことを言って殴られました。

ここからしばらく私は、「副社長と本部長を土下座にしに行かせた人」という呼ばれ方をすることになります。
②エクセルが動かないでござる事件
先ほどの「①副社長と部門長、土下座事件」の収拾のために、徹夜で作業していたときの話です。
ヤバイ話はなんかタイミングが重なりますね。

キャンペーンの掲載ミスなので、
・お客様がキャンペーンで割引されていると思っている金額

・実際の割引されていない金額(実際に引き落とされる金額はこっち)
があるので、この差分をお客様へ返金しないといけないです。

すぐにしたらええやん、と思いますか?
そんなに話は甘くないですよ?

まず前提として、このECサイト
デイリーで数万件の注文があるサイトです。
その中でキャンペーンをやっていたブランドは一部なわけです。
もっと言うと、そのブランドの中でも商品はたくさんあるわけで、
私がミスってだした広告の商品の購入をした方がどなたか?を突き止めなければなりません。

さらに言うと、「広告経由で購入している人」を見つけなければならないので、
基幹システムのデータと広告計測ツールのデータで、IDを突合する必要があるわけです。

で、先ほど1日数万件の注文があると言いましたよね?
私がミスって広告を掲載していた期間のデータをすべて出すと、
【100万行を軽く超える】んですね。

エクセルって何行まで表示できるか知っていますか?
おおよそ100万行です。

ここまで三段論法をキレイに書いたら分かりますね?
まず抽出した基幹データがエクセルで開けない。
ここ詰みポイント1

私のツールのスキルが雑魚すぎて、エクセルしか使えない。アクセスが使えない。
ここ詰みポイント2

この作業を行っているのが夜中で、会社には私1人しかいない。
ヘルプを求められない状況。
提出は翌日の朝イチまで。
ここ詰みポイント3

\(^o^)/オワタPart2

でもどうにかするしかないから、方法を考えます。
しばらくいじっていると・・・
ワードパットだと開けることに気付きました。
コントロールFして検索しようとしても、固まって検索できない。

深夜2時
誰もいないオフィスで
私は覚悟を決めました。

100万行のIDを上から探し始めました。
宝探しってレベルじゃねーぞ。

100万行にも渡るデータを高速でチェックする。
目がチカチカするとかのレベルじゃなくなる。
高山病かのように息が苦しくなる。
謎の涙があふれてくる。

朝8時

突合が完了しました。
ここから学べる教訓
・必ずダブルチェックをしましょう。
そんなところまで確認するの?と思うところまでチェックしましょう。
この時、指差し確認でチェックするのがおススメです。

・絶対無理やんと思うことでも、死ぬ気でやればなんとかなる。
それが100万行にわたるデータチェックであっても。
仕事をしていると必ず何かしらのミスだったり、トラブルは発生します。
涙が出そうになる、ていうか涙が出ることもある。
そうした経験の数だけ強くなれると思います。

デジタル広告運用部 
最高責任者 アドオペレーター
寺田 龍一
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