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2025.06.24 

岩田 香代

「あれ?今月の給与少ない?」給与明細が変わる4つのタイミング
こんにちは。
売れるネット広告社、管理部の岩田です。

気づけば6月。
今年も半分が過ぎましたね。
最近は6月とは思えない暑さが続いています。
みなさん、熱中症にはくれぐれもお気をつけください!
さて、みなさんは毎月もらう「給与明細」、どうしていますか?
つい支給額だけ見て終わってしまったり、そもそも開かずに放置…なんてこと、ありませんか?

はい、それ、以前の私です(笑)

実際、隅々まで確認している人ってどのくらいいるのでしょうか。
今回は私自身の勉強もかねて、給与明細の“見るべきポイント”をご紹介します!
「あれ?今月の給与少ない?」実はちゃんと理由があるんです!
実は、給与が変わるタイミングって毎年だいたい決まってるんです。
今回はその中の4つをピックアップしてみました!


① 住民税が変わる6月
6月は住民税が切り替わる時期です!
前年1月〜12月の収入をもとに計算され、翌年6月からの1年間(5月まで)で支払っていきます。

特に、社会人2年目の方は注意!
1年目は住民税が基本的にかかりませんが、2年目の6月から徴収が始まります。
「急に手取りが減った!?」と驚く方も多いタイミングです。

また、ふるさと納税をしている方もこの時期は要チェック。
控除が正しく反映されているか、後述の「番外編」で確認ポイントを解説します。


② 社会保険料が変わる9月
9月は社会保険料が見直されるタイミングです。
4月~6月に支給された給与の平均額をもとに「標準報酬月額」が決まり、それに基づき9月から1年間の保険料が決定されます。

この時期に残業やインセンティブが多いと、保険料がグッと上がることもあるので注意です。
知らないうちに“手取り”が減っている原因、意外とこれだったりします。


③ 年末調整がある12月
年末といえば…忘年会、クリスマス、そして年末調整!

毎月の所得税は概算で引かれているため、12月(または1月)に調整が入ります。
税金を払いすぎていた場合は「還付」として戻ってきます。ちょっとした“ボーナス”気分ですね(笑)

逆に足りなかった場合は「追加徴収」されることもありますので、油断は禁物です。


④ 健康保険・介護保険の料率が変わる4月
4月は健康保険・介護保険の保険料率(%)が改定されるタイミングです。
これは収入が変わっていなくても、保険料の金額が上下する可能性があります。

また、介護保険料は40歳以上から発生するため、該当年齢になる方は要チェックです。


「支給額が変わった?」と思ったら…
これら4つのタイミングに該当するケースが多いです。
「なぜ今月の給与が少ないの?」と思ったら、まずは給与明細を確認してみましょう。
【番外編】ふるさと納税した人はここをチェック!
5〜6月ごろに届く「住民税決定通知書」の「摘要欄」や「税額欄」に注目!

「摘要欄」に「寄附金税額控除」の文字と金額があるか確認しましょう。
表示された控除額が「寄附金額−2,000円」程度になっていればOKです。
記載がない場合は「税額欄」などを見て、控除が反映されているか確認してみてください。

もし、控除が正しく反映されていない場合は、税務署に確認を。
過剰に納税していても基本的に連絡は来ませんので、自分でチェックすることが大事です!

同じように、その他の控除項目もチェックしましょう!
生命保険料・小規模企業共済等掛金(iDeCoなど)・医療費控除なども、年末調整や確定申告の内容と一致しているか確認しておくと安心です。

万が一、申告漏れやミスがあっても、過去5年分までさかのぼって修正申告が可能ですのでご安心を!
最後に
何気なくもらっている給与明細ですが、一つひとつの項目に意味があります。
毎月の「当たり前」を見直すことで、意外な気づきや節税のヒントが得られるかもしれません。

このブログを読んで、「自分の給与明細、ちょっと見てみようかな」と思ってもらえたら嬉しいです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!


管理部 情報システム・内部監査・JSOX担当
岩田香代
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